えりかな

──ときはきたえり。

『女性声優アーティスト クロニクル』「Special Interview 喜多村英梨」

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計3ページ。

◆シングル3枚は違う色を出してきましたが、アルバムはどうなりますか?


喜多村:シングルはアニメのタイアップが付いていて、作品の世界観に歩み寄っていきました。ヴォーカルのニュアンスもサウンドもビジュアル面も作品ごとに変えて、バラエティに富んだ3枚になりました。今回はアルバムでタイアップがないので、喜多村自身にスポットを当てました。自分の好きな世界観に重きを置いて。ここで喜多村英梨のアーティストとしてのブランドを、ひとつ確立できたらと。タイトルも、改めて喜多村英梨というアーティストの物語を紡いでいく思いで『RE;STORY』にしました。


◆どんな路線なんですか?


喜多村:私は耽美でクールな世界観が好きで。音楽はいろんなジャンルを聴きますけど、自分のアイデンティティという点では、ロックやV系、メロスピ(メロディック・スピードメタル)。アーティスト活動をしている他の女性声優さんと違うものを確立したい、というのもあります。今までチャンスがなくて表に出してなかったのですが、今回は好きな事を思い切り追求しようと。カジュアルでなく作りこんだ世界観での曲調とか、ちょっと悦に入った歌詞とか。かなりメタルなサウンドに仕上がってます。


◆ヒットした「Happy Girl」で喜多村さんを知った人が聴いたら……。


喜多村:卒倒しちゃうんじゃないですかね(笑)。私の普段の言動や衣装を知っている方には、むしろ頷かれると思いますけど。喜多村といえばドぎつい黒、みたいな印象がきっと強かったと思うから(笑)。


◆いろいろなジャンルを聴いていた中で、自分が音楽をやるうえで影響を受けたアーティストというと?


喜多村:GazettEさんとかAlice Nineさんとかのヴィジュアル系の方たちは、ほとんど聴かせていただいています。Janne Da Arcさんの世代なので。カッコイイ曲調や耽美な世界観を歌うときのニュアンスの入れ方、表現の仕方では、そういう男性ヴォーカルの方を聴き込んで意識して歌うことが多いです。陰陽座さんとかメタルに紅一点の女性ヴォーカルのバンドや、海外のアヴリル・ラヴィーンさんとかヒラリー・ダフさんも聴きます。サウンドとしてはシンフォニック・メタルが好き。音がどっしり構えつつ、ヴォーカルがどこか憂いを帯びて……という化学融合みたいなロックが、自分の通ってきた音楽。そこもアルバムでできたらいいなと思いました。


『RE;STORY』の由来というか、どういう想いが込められているのかなーというのがすごく気になっていました。今月は出版物が多いので他も楽しみ。
ハピガ売れましたね!やりましたね!みたいな流れから、いやあれ作品に便乗しただけだしPV必死すぎて自分でもちょっと寒いなと思ったしファンに爆笑されたしそもそも私かわいくねぇし!と返す喜多村さんが何かもう可愛いなぁ。




女性声優アーティスト クロニクル (三才ムック vol.512)